農業への想い

一粒万倍は20周年を迎え、今まで無農薬人参を仕入れて売っていた私達がこの度、無農薬人参作りに挑戦しています!緑肥栽培での農業を通じて環境問題への改善の小さな一歩になれればと思っております。
私達が愛情込めて育てている人参を一緒に見守ってください!

地球温暖化防止に向けた農業生産の取り組み
温室ガスの増加は観測史上最高を更新、前例のないペースで高まっています。
ヨーロッパ、中国など、温室ガスの排出をゼロにする取り組みが加速する中、弊社では新たに緑肥作物を活用した有機農業によって地球温暖化を防止する取り組みを開始しました。
緑肥とは聞きなれない言葉ですが、根粒菌の働きで空中の窒素を取り込むマメ科の植物などを栽培して、そのまま畑にすきこんで肥料にする方法で、そのための植物を緑肥作物と言います。
緑肥作物には大量の有機物を生産できる、イネ科の食物や土に生息する病害虫を減らす植物もあります。人参を栽培する前に、これらの緑肥作物を作つけると、外部から投入する肥料や農薬が要らなくなり、肥料の製造や運搬で発生するCO2の排出をゼロにすることが出来ます。
また、緑肥作物が光合成のために、空中からCO2を吸収して作物体に炭素(C)を蓄え、それをすき込むと土壌中の炭素(有機物)が増えます。
その炭素量が増加した分、空気中のCO2が減り、地球温暖化の防止に役立ちます。
土壌のCO2吸収のポテンシャルは、森林を含めた地上植生に比べて3倍も大きく、世界中の農地で緑肥作物を利用すると、地球温暖化におおきく貢献できると考えられています。
土壌中の炭素は、農業生産に最も大切な地力の根源ともなるもので、緑肥作物の利用は空気中のCO2の削減と同時に土壌肥沃度の向上につながります。
弊社では、これまでに安全、安心をコンセプトににんじんの供給に努めてまいりましたが、今後は、さらに、一歩進んで温室ガス排出ゼロの社会に向けてさまざまな努力をしていく所存でございます。

  • 緑肥が光合成のために吸気中のCO2を吸収して、炭素を蓄える。
  • 緑肥を土と一緒に耕すことで、土壌の炭素が増えてCO2の発生を削減。
  • 緑肥が肥料になる。土壌の病害虫を防ぐ緑肥を使用することで、農薬も必要なくなり、肥料や農薬の製造・輸送・散布などで発生するCO2がゼロに。
  • 微生物が増え、水はけや保水力が向上し、土が元気になり、野菜がすくすく育つ。
  • 土壌のCO2吸収力は森林などの植物の約3倍と言われている。
    土壌のCO2吸収力を活かすことで、大気中のCO2を減らし、地球温暖化を緩和。

農産部メンバー
コータロー
ユーマ、ハスミ
ヨネクラ